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生年月日を科学し、人間関係をデザインする。
日本一個人検証数が多い個性學エヴァンジェリスト・村元治枝です。
2019年10月9日、旭化成の吉野彰氏がリチウム電池開発の業績でノーベル化学賞を受賞されました。
日本人の受賞としては9年ぶり、8人目の偉業達成となります。
いつ充電しても劣化しないリチウムイオン電池は、電池そのものの寿命が長いだけでなく環境にも優しく、スマホ・ノートパソコンやデジカメ、電気自動車や航空機の動力源としても不可欠なものです。
小惑星探査機『はやぶさ2』にも搭載されています。
吉野 彰氏 1948/1/30
完璧A/先端 堅実節約 d-j
2012年から候補に挙がりながらの受賞で、待ちかねたでしょうという質問に「受賞してしまうと(受賞を待つための会社での)イベントがなくなってしまうのも残念だと思っていた」という意味のお答えだったのが、いかにも権威型らしく笑いました。
権威型は、権威や名誉を大切にする分類です。
もちろん権威ある賞の受賞もうれしい。
そして、皆が自分のために動き、華やかな席を用意し、自分に注目しているのもうれしいのは率直なお気持ちだと思います。
また、吉野氏の個性は内面・大物、外面人ですが、生き方が堅実節約です。
堅実節約は、城志向の要素が非常に強い生き方と言えます。
つまり、この方はお一人で、3分類の要素を全て兼ね備えていることになります。
《3つのものが「結び」つく時、ものごとは安定した状態で進歩発展していく》というのが個性學の基本的な捉え方です。
お一人で3分類の要素を持つ吉野氏は、
個性の中でも最強グループ先端・完璧・悠然のうち2つもお持ちです。
推進力、完遂力、エネルギー値が非常に高いパワフルな方だと想像できます。
受賞日は、収穫/行動/収穫でした。
「あれ?研究じゃないよ?」とお思いの方も多いと思います。
過去の業績に栄光が与えられる、初入閣するなど「やってきたことに光があたる」のが研究のトキです。
吉野氏はノーベル化学賞受賞者で二人目の、産業研究者です。(一人目は田中耕一氏)
研究のためのアカデミアな研究ではなく、企業の利益を生む『商品を開発する』サラリーマン研究者です。
とすると、お仕事や経済的な達成を意味する収穫のトキの受賞は「なるほど!!」という感じですね。
下記に受賞記念のインタビュー・ノーカット版のリンクを貼っておきます。
あいづちの打ち方、切り返しなど大物感満載の動画です。
大物さんをもっと知りたい方、時間がある時にぜひどうぞ。
最後になりましたが、皆様の地域で台風の影響が最小限になりますことを心からお祈りしています。