いつもお読み頂き、ありがとうございます。
生年月日を科学し、人間関係をデザインする。
日本一個人検証数が多い個性學エヴァンジェリスト・村元治枝です。
すっかり秋めいてきましたが、お元気でお過ごしですか。
1年で一番おいしいものが並ぶ季節ですが、私自身は7月から9月半ばにかけて、超ケトジェニック食に取り組んでいました。
ケトジェニック食とは、高脂質・高たんぱく・低糖質の食事です。
カン違いされている方も多いのですが、糖質制限とは違います。
ケトジェニックは、糖質の代わりに脂質をエネルギー源とするものです。
ご飯・麺・パン類など糖質を全て省き、脂質を1日80g程度、たんぱく質を60gほど摂取する毎日でした。
「夕食にご飯がないなんて考えられない」とおっしゃる方は多いですが、1日に脂質とたんぱく質を一定量摂取するのは時間がかかるため、他のものを食べる余裕がない感じになります。
1週間ほどもすると体が慣れるので、ご飯やパンを食べたい欲求に悩まされることもありませんでした。
糖質は生命維持には不要な栄養なので、
食品というより嗜好品に近く、特に甘味は中毒性があると表現されることが多いです。
今回私が超ケトジェニックに挑戦したのは、体の変化を体験したかったからです。
70日ほどの実施で、体重は5キロほど落ち、BMIは21から20になりました。
ご飯やパンに対する欲求が消える反面、70日間、ずっと私が考えていたことがあります。
それは「アンコが食べたい」ということでした。
お汁粉とか、お団子とかのアレです。
私は、糖質は好きだけど依存してはいないとこれまで考えていました。
「糖質をエネルギーとすることを選択しているだけだ」と感じていました。
ですが、完璧に砂糖の中毒だと納得するしかないほどの渇望で、分類するなら完全なる依存症です。
最近、薬物やアルコールの依存的問題で逮捕される芸能人のニュースが目立ちました。
過去ブログ >> 「ジャニーズ激震」
過去ブログ >> 「個性學を生きる~長所と短所」
私は先端型で突撃隊長型なので、後先考えずに突っ走る個性です。
この「やらない後悔よりやる後悔」を選択しがちな突撃隊長型が、その特性ゆえに中毒性のあるものに弱いのは常々講座の中で説明してきました。
薬物もアルコールも甘いものも、欲しているのは脳で、物質そのものでなく、物質を摂取した時の快感(刺激)を求めています。
ですから、刺激を求める個性はなかなかその欲求に抗えないというのが私の推論です。
今となっては笑い話ですが、コンビニのレジ横に置いてあるおはぎから目が離せなくなったことが何度もありました。
私は最もポイントが高い能力がbで、これは「達成力」「遂行力」を表します。
つまり「あきらめない力」なので、やると決めたことは必ずやり遂げます。
ですが、その私でさえも、70日間何度「もう食べちゃおう」と思ったかしれません。
なぜ食べなかったかというと、誘惑に打ち勝ったわけではなく、一緒にケトジェニックに取り組んでいる息子がいたからです。
食生活の多くは環境に左右され、過去の習慣と暮らした文化からは切り離せません。
食習慣を変えることは、単に食材の変化ではなく、過去や環境の枠から離れて、自己の選択で生きていくことと同じです。
知らない道を進むのは不安です。
かつていた場所に帰りたくなります。
だからこそ、新しい道を進むにはガイドしてくれる人と、共に歩んでくれる伴走者が必要です。
もし、今あなたが食習慣を変える必要があると感じていらっしゃるなら、自己流ではなく、ガイドと伴走者を探すところから始められることをオススメ致します。