日本柔道史上初・全員メダル獲得 ~人志向の戦い~

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生年月日を科学し、人間関係をデザインする。

日本一個人検証数が多い個性學エヴァンジェリスト・村元治枝です。

 

8月1日、史上初チーム全員メダル獲得となったオリンピック柔道チームが会見をしました。

個人で金9、銀1、銅1も過去最高の獲得数です。
 

今大会で勇退される井上康生監督は、今回の成績は「人間力」で勝ち取ったと評されています。
 

2020年2月、代表選手の発表時に、選ばれた代表よりも「ギリギリで落ちた選手たちの顔しか浮かばない」と涙されたことが、落ちた選手を救い、選ばれた選手に覚悟を決めさせたと。
 

2000年シドニーで自身が金メダルを獲得された時に、直前に逝去なさった母の遺影を持って表彰台に立ちたいと希望され、関係者に止められたのを(表彰台にはガラスなど危険物は持ち込めない)胴着に隠して持ち込み、遺影を天に掲げたシーンを記憶されている方も多いのでないでしょうか。

選手が負けたら、自分の責任。
勝ったら、選手の努力の結果。
そして全員にメダルを取らせたい。

これらのエピソードや会話から推測できるように、井上監督は人志向です。
 

井上康生監督 1978/5/15
配慮D/悠然 堅実節約 d-a

 

30年前、私が個性學を学び始めた頃、オリンピック選手は圧倒的に大物が多かったと記憶しています。
 

「名誉を重んじる」からだと教えられましたが、昔は誰かが任命するものだった日本代表も、時の流れと共に、予選を勝ち抜いたたった一人だけが自動的に代表となるシステムへと変化しました。

こうなると、強いのはやはり城志向になります。

ですので、最近のオリンピックでは城志向優勢のように感じています。
城志向は、何があっても、どんな手を使ってでも勝ちたい個性です。

これは、善悪や精神性には関係ありません。

ですので、フルコンタクト(全力で相手とぶつかる)スポーツでは、ギリギリの勝負になった時に、ややリスキーな面があります。

よく言うと戦略家、悪く言うと手段を選ばないということですね(笑)
 

「仁」「義」「礼」を重んじる武道の中で、剣道・空手はセミコンタクト(力を抑制して対する)スポーツですが、柔道は、アメフト・ラグビーに匹敵するフルコンタクト・スポーツです。

なので、私はルール改正後の柔道のトップ選手は人志向の選手が多いのではないかと推測していました。
 

ちなみに監督は、1996年アトランタ以降、全員人志向です。

96アトランタ・00 シドニー
山下泰裕監督 実績A/夢想

04アテネ・08北京
斉藤 仁監督 自然B/夢想

12ロンドン
篠原信一監督 先端F/配慮

16リオ・20東京
井上康生監督 配慮D/悠然
今回のチーム柔道は、14人中7人が人志向です。
 

金:
高橋直寿選手(挑戦H)
阿部一二三選手(配慮J)
大野翔平選手(実益F)
永瀬貴規選手(先端E)
ウルフアロン選手(配慮I)
阿部詩選手(夢想J)
新井千鶴選手(配慮C)
浜田尚里選手(独自J)
素根輝選手(先端E)
 

銀:
渡名喜風南選手(挑戦A)
 

銅:
吉田司選手(悠然F)
 

団体銀:
向井翔一郎選手(配慮D)
原沢久喜選手(自然A)
田代未来選手(悠然J)
 

人50% 城36% 大物14%
 

勝負に弱い人志向が、唯一勝負に出る時。
それは「誰かのため」に勝負する時
です。

監督のため。 落選したライバルのため。 チームメイトのため。
何より、ずっとずっと応援してくれた職場や地元や家族のために。
 

誰かのために頑張った人志向は、会見時のコメントが「安心した」「ほっとした」になるのだと思います。

それと、本来頑張れない人志向は、頑張った後は、頑張った期間の3倍くらい休みが必要です。

チーム柔道の皆様が、しばしのんびり大切な人の横で過ごせることを心から願っています。

本当にお疲れ様でした。

 

当ブログに記載してある内容は、個性のデータ以外は、4万人以上の様々なデータ検証による私(村元)の経験則からの個人的見解です。㈱日本個性學研究所、並びにNPO法人21グローバルクラブの公式見解ではないことをご了解ください。
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