いつもお読み頂き、ありがとうございます。
生年月日を科学し、人間関係をデザインする。
日本一個人検証数が多い個性學エヴァンジェリスト・村元治枝です。
前回のアップからずいぶん時間が経ってしまいました。
皆様はお元気でお過ごしですか。
ここ4年ほど毎月第四水・木曜日は、広島県福山市で子育て講座を4クラス開催しています。
今回は、第6期となる個性學・基礎編がスタートすると同時に、第5期体験的に知る活用講座が完了しました。
《知る》レベルは7段階あり、一番下から《無意識》・《信じ込み》・《考える(考えることで知る)》で、その上が《感じる(体験的に知る)》になります。
《感じる》までは反射反応的な自動的なものですが、体験することができて初めて創作的なレベル《観察》が可能になります。
子育てや人間関係を《考える》だけではなく、聞いて、体験を積み重ねて《感じて》観察してほしい、と意図して、上級講座に名付けました。
今回、この体験的に知る活用講座を完了された方の中のお一人が最後のシェアの時、こうおっしゃいました。
「以前は子どもが言うことを聞かないと苛立っていた。
今は、お母さんはこういう風にやったらうまくいった経験があるんだけど、あなたはどうしたい?と聞けるようになった」と。
「子どもってちゃんと考えてるし、うまく言えないけどちゃんと意思がある。
子どもを子どもとして見ていたけれど、私より経験が浅い、語彙が少ない、小さいサイズなだけで、人と人なんだと感じる」
「子どもという存在ではなく、小さい人」という表現に、彼女がこの1年半どれだけ体験を積み重ねてきたかが透けて見えるようで、私は一瞬息が止まりました。
実は、今月初めに母が他界しました。
静脈瘤破裂で突然でしたので、本人が一番驚いていたのではないかと思います。
もし、母が生きている間に、私のことを「小さいだけの同じ人間」と思えていたら、私たちの間には違う関係があったのではないかと考えてしまうのと同時に、今の私を創ったのはまぎれもなく、この母との体験です。
親が親業をしくじったとしても、子は自力で幸せになれる可能を持っていると私は信じています。
そして、親は親業に必死になるよりも、自分が日々幸せであることに立場を取る方が、小さい人を幸せにするのに効果的なんじゃないかと彼女のシェアを聞きながら感じました。
様々な事がありました。
複雑な思いもあります。
そして、それらがなければ、この仕事にもあなたにも出逢うことはありませんでした。
この命を人生を存在させてくれた両親に感謝しています。