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2018年9月9日、日清食品ホールディングスに所属する大坂なおみ選手が全米オープンテニスで初優勝されました。
日本人初のグランドスラム・シングルス優勝者となります。
大正5年に日本人が初めて全米大会に出場してから、102年目の快挙です。
(日本人女子としては、昭和27年初出場)
大坂なおみ選手 1997/10/16
敏感H/先端 独立独歩 g-b
現在40代以上の方はご記憶があると思いますが、1978年制作「新・エースをねらえ」というアニメが大ヒットしました。
原作は1973年発表で、1973~1975年第一部、1978~1980年第二部が連載され、私はリアルタイムで夢中になりました。
ご存じない方のために書いておくと、「岡ひろみ」(なんとなく大坂選手と名前の感じが似てますね笑)という無名の高校生が、あるコーチに見いだされ、艱難辛苦を乗り越え、日本人トップ選手になるというスポ根ものです。
第一部で国内トップとなり、第二部でコーチを失った主人公が新しいコーチを得て、世界(ウィンブルドン)を目指して予選に出場する場面で終わります。
繰り返します。
予選リーグ挑戦です。
予選リーグに挑戦するまでに、この主人公はイジメに耐え、友人を失くし、恋をあきらめ、恩師を亡くした時も練習します。
それは、そこまでしないと日本人女子は、体力的にもメンタル的にも世界に通用する強さがないと思われていた時代だからです。
それから45年。
現実の日本人女子は、明るく楽しそうに、優勝しました。
大坂選手の明るさは、内面外面ともに希望型であることが大きいと思われます。
屈託のない、無邪気そうなところは、敏感型の特徴ですね。
独立独歩の方ですし、gがあるので、タフで、
信念が強く、成し遂げる力が非常に強いだろうと推測できます。
困難なことがあったとしても、すぐ忘れ、へこたれないのが希望型です。
まっすぐに一直線に目標に向かってこられただろうと想像できます。
オリンピックはかつて、これ以上は人間には無理だと言われる記録をずっと更新し続けてきました。
45年前の私には想像もできなかったことが、今現実となっています。
ただ、目的を忘れず、あきらめずにいる。
そして、今日やると決めたことを淡々とやり続ける。
何より、明るく、いい意味でノーテンキでいること。
大きな奇跡を支えるものは、ささやかに見えることなのかもしれませんね。