有名社長の個性 ①

いつもお読み頂き、ありがとうございます。

TBSで日曜早朝に「がっちりマンデー」という番組があるのをご存知ですか。
この番組は、お正月恒例で各界の社長さんたちの座談会を放送しています。

今回の参加者は、㈱ほぼ日の糸井重里氏、ニトリの似鳥昭雄氏、星野リゾートの星野佳路氏、ダイソーの矢野博丈氏、日本交通の川鍋一朗氏、ファミマの澤田貴司氏と、今の日本を代表する社長さんたちでした。

こういう定形でない発言や行動が見える番組は、個性が垣間見えて、個性の推測の勉強になります。

ニトリの似鳥氏が、自社主催の忘年会で参加者の会話が弾むように自ら座席を決め、余興の準備をし、お一人お一人のお見送りをなさっていました。

そして「そういうことするのが楽しいし、社員は忙しいから」と発言されるのを聞いて、配慮か先端だなと思いましたら先端でした。
（似鳥昭雄氏　先端E／実益　義理人情　g-i）

あの【お値段以上】というキャッチコピーは、外面の実益のお得好きの為せる技でしょうか。

また、そのVTRを見ていた星野リゾートの星野氏は「僕はこういうことするとストレスがたまるので絶対やらない」とおっしゃいました。

人への気配りがストレスとなるのは己型ですが、星野氏は座談会でもほとんど自分から話されないし、私は星野リゾートのコンセプトそのものが以前から独自だと思っていました。
ビンゴでした。
（星野佳路氏　独自D／実績　鋭敏率直　f-f）

今、コンビニ業界で最も熱いと言われているファミマの澤田氏は、社長就任と同時に全国の加盟店を全て回り、店舗業務を体験されたことで話題になった方です。

この話を聞いた時、城志向の方ではないだろうと一番に思いました。
慣れていない人が店舗業務をするのは、効率が下がります。
城志向は合理的でないことはしません。

つまり、モチベーションアップか、仲間意識向上か、意図を共有するためにその行動を選択するなら、大物志向しかないと思いました。

なぜ、人志向とは考えないのかと言うと、人志向なら「加盟店に迷惑がかかるんじゃないか」と思って決断できないだろうという推測です。
（澤田貴司氏　敏感B／自然　鷹揚淡白　c-c）

ちなみにセブンイレブンの古屋社長は、
夢想E／自然　堅実節約　b-j　、
ローソンの竹増社長は、
先端F／挑戦　外柔内剛　a-fです。

私は長い間セブンイレブンの大ファンで、用がなくても毎日のように通っていましたが、最近ローソン好きになっています。

セブン＆アイの前社長は先端で、ローソンの前社長は完璧です。
社長が先端であるコンビニを無意識に選択していることになるわけで、こういう時、個性って本当におもしろいなと感じます。

成功する経営戦術や戦略は似てくるでしょうから、社長さんの個性が表立っているわけではないのに、私たちはそのことをちゃんと察知する能力を持っている。
個性を判別する無意識の力は本当にすごいと思います。

さて、残る社長さんは３人です。
どんな個性だと予想されますか。

ぜひ「有名社長の個性 ②」を楽しみにお待ちください。