いつもお読み頂き、ありがとうございます。
生年月日を科学し、人間関係をデザインする。
日本一個人検証数が多い個性學エヴァンジェリスト・村元治枝です。
桜満開となりましたが、まだまだ寒い日も続いております。
どうぞ体調にお気をつけください。
先月、イチロー選手が引退を発表されました。
イチロー選手 1973/10/22
敏感H/先端 従順展開 c-d
3月は整理(年)/変革(月)になります。
敏感はトキに最も影響を受けやすい個性と言われていますが、彼は現在ベースが変革です。
変革ベースの整理年は「それまでの仕事を失う」「それに伴う変化・移動」の意味があります。
イチロー選手は、小学校の卒業文集に「メジャーリーガーになる」とお書きになり、「天才は子ども時代から違う!」と話題になりました。
ですが、あの作文をよく読むと「メジャーリーガーになる」ではなかったと思います。
学校が終わったら練習、日曜も祭日も盆も正月もなく練習、これだけ練習しているのだから「なれないはずがない」と書いてあったように記憶しています。
敏感は本来、感覚的に動く個性で、集中するとすごいが長く続かない特徴があります。
一つのことを継続することを最も苦手とする個性です。
そのため、幼い頃から親が方向性を示し、訓練してやる必要があります。
メジャーリーガーになることを決めたのは、イチロー選手ではなくイチローパパで、つきっきりで練習させたからこそ今があると私は思っています。
人生における方向性とは【生きる目的】です。
【私は誰か】ということです。
大概の場合、【生きる目的】は時代や環境が決めます。
現代日本に生きる私たちは、この【生きる目的】を自由に選べる、幸運で稀有な存在です。
言い換えると、【生きる目的】を持たなくとも生きていける国に私たちは暮らしています。
【生きる目的】を持たずに生きているとどうなるか、それは「なんのために生きているのかわからない」という虚しさにつながります。
先進国で群を抜く若年層の自殺の数と、この虚しさは無関係ではないと常々私は考えています。
目的が決まれば、目標はいくらでも現れます。
そして、目標を達成することができない時があっても、目的さえ忘れなければ必ずそこには到達します。
行く道が違うだけで、目的地は同じだからです。
「メジャーリーガーになる」ことはイチロー選手の目標でした。
その背景となる【生きる目的】もおっしゃらないだけできっとお持ちのはずです。
そして、そこから生まれた次の目標ならば、どこで何をしていても、きっとイチロー選手はイチロー選手のまま、誇り高き侍ジャパンのキャプテンのままのはずです。
~②に続く