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①の続き、参謀型の子育てについて書きます。
スピード特性である4分類は、突撃隊長・前線部隊・指揮官・参謀に分かれ、意思決定から実際の行動に移るまでの時間の長短で、分類されています。
個性や能力によって職業選択を見極めることができますが、全員が向いている仕事に就けるわけではありません。
その時に非常に有効なのが、この4分類です。
過去に学んできたことや経験に関係なく、その仕事が持つスピード感がこの分類に合致していると、あまりストレスなくこなせます。
4分類の中で、天才と呼ばれる方たちが非常に多いのが参謀型です。
敏感・独自(藤井四段)・自然の3分類となります。
ここで天才の定義をウィキペディアから引用しますね。
天才とは一般に、天性の素質に恵まれて才能を発揮する者とされる。
一般に見られる天才のステレオタイプとして規律と型にはまった知識を身に付けることを要求される学校教育では、単に学業成績に秀でた秀才と、斬新な着眼力や独創性を発揮する天才とは、皮肉にも相反する傾向がある
つまり、天才は規律的な生活が不得意な方が多いと言い換えられます。
興味があるないに関わらず課題をやりとげて、行きたくなくても進学し、生活費を稼ぐ目的で就職するといった、多数の方が無意識に周囲と足並みを揃えてやることを「普通」というのだとしたら、これがなかなかできにくいのが参謀になります。
この個性の方たちは、天才か、それ以外という選択肢になる可能性が高いのです。
この個性のご家族やご友人が、普通に学校に行き、普通に就職して働いているとするなら、今の100倍ほめてあげてください。
では、ブログの趣旨に戻り、この3個性をどう育てるかですが。
まず、幼い時に方向性を親が決めます。
※ここがポイントです!本人が望むようにという幻想は捨てます。
そして、決めた目的と目標から、毎日毎日の生活そのものを、具体的な職業に至る訓練として繰り返させます。
実際の行動に目を離せないので(目を離すと行動しないことが多いのです)手間と時間がかかります。
参謀型の子どもが、親の根性を試す個性と言われる所以です。
ここで一つ例外を書いておきますと、この育て方は悠然(城志向・指揮官型)にも有効です。
押し付けや自主性を奪うのではないかとご心配の方もいらっしゃるとは思いますが、参謀型は基本受け身です。
自分で決めて行動するには、よっぽどの決意が必要で、そういう体験をした方はちゃんとそちらを選択していきます。
特に独自は自分で選択していく傾向が強いようです。
意志の尊重の名のもとに、全てを自分で決めないといけない状況は、個性によってはかえって不自由なことかもしれませんね。