開催前の心配を吹き飛ばすように盛り上がったリオ五輪。
レース後のインタビューは、個性を窺わせる言葉がいっぱいです。
競技を見るというより、そちらが楽しみでした。
そんな中、あぁと思わず声に出してしまったのが女子レスリングでした。
四連覇 伊調馨選手 実益E/悠然 臨機応変 g-c
試合日 2016/8/17 整理(年)/整理(月)/焦燥(日)
三連覇 吉田沙保里選手 完璧H/完璧 独立独歩 d-i
試合日 2016/8/18 完成(年)/完成(月)/焦燥(日)
霊長類最強の女と言われる吉田選手は個性も最強です。
完璧の最大の特徴は、心身ともに強いこと。
目標完遂力が高く、パワフルな個性です。
伊調選手は、外面に悠然があるので落ち着いてみえますが、本質は幼児のような子どもっぽい個性です。
どれほどデータを眺めても、12年もの間、練習のみに人生を費やせるような根気も忍耐も強さもありません。
トキも低調ですし、何より、今年は空亡の真ん中です。
今年空亡ということは、1回目に金メダルを獲った年も空亡となります。
こういう個性もトキも超越した(私は個性を超える、と表現しています)方が、本当に本当にまれにいらっしゃいます。
講座では簡単に「天才」と呼んでいますが、メンタルな側面から観察すると、エゴを手放し続けた非凡なる結果だと見えます。
(エゴに関しては機会を見て書きますね)
個性學を学び、個性を活かして生きることができたら幸せです。
そして、その上で、非凡なる達成が欲しければ、個性をも超えていく必要があると私は考えています。