今回の九州北部豪雨で被災された皆様に心からお見舞い申しあげます。
いつもご訪問ありがとうございます。
「天才の個性」①②で、参謀型に関して解説させて頂きましたが、
今回は生き方です。
生き方は10種類あり、どの個性にどの生き方という規則性はありません。
幸せのカタチは個性で決まりますが、生き方はこのように生きねばならないという自分ルールというイメージで捉えて頂くと近いでしょうか。
ですので、個性と生き方の方向性が合致しているとパワーアップしますし、合致していないと何をどう決めても揺れ動く気持ちが出てきやすくなります。
生き方には天才が多いというような種類はありませんが、特殊技能で生きていくためには必須と呼んでもいいものがあります。
それが臨機応変です。
もうひとつ、鋭敏率直も才能を意味しますが、臨機応変は技芸、鋭敏率直は技能と捉えて頂くとわかりやすいと思います。
市川海老蔵さんのご長男、堀越勸玄くんが臨機応変です。
2013/3/22 独自D/夢想 臨機応変 g-i
①②を読んで頂いた方はおわかりですが、彼は「天才的な個性で、技芸に生きる人」という個性になります。
これだけでしたら伝統芸能でなくてもいいわけですが、彼は外面が夢想です。
夢想は華がある個性で、芸能人にも多いですし、華やかさと芸術性を同時に求められるフィギュアスケーターは、トップ選手の多くがこの個性をお持ちです。
「天才的で、技芸に生き、華やかさと芸術性」
この個性に産まれたから歌舞伎役者になるのではなくて、そうなるためにこの個性に産まれた、と言えるかもしれません。
ここまでで「いいなぁ、うらやましいなぁ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが・・・臨機応変は自分を取り巻く環境が安定しない程、才能を開花させやすく、活躍しやすい特徴があります。
天才が規則的な生活に適応しにくいように、安定した環境には才能が咲きにくいのです。
彼の人生は、4歳にしてもう過酷ですね。
何かを成し遂げる方は、乗り越える壁も大きく険しいと言いますが、
この環境や状況から逃げることなく、ご修行に励まれたとしたら、
百年後、彼の名前は歴史に残る名優として語られることも夢物語ではないと私は思っています。
彼が彼の「持って生まれたもの」に負けないで育ってくれることと、そして、一人の母として、彼の今の寂しさを抱きとめてくれる人がそばにいることを心から願っています。