いつもお読み頂き、ありがとうございます。
昨年7月に「天才の個性」というタイトルで、3回に渡り、藤井四段(当時)と参謀型の子育てに関して書かせて頂きました。
(もう一度お読みになりたい方はこちら↓)
天才の個性 ①
天才の個性 ②
天才の個性 ③
あれから10ヶ月。
藤井四段は、史上最年少・最短記録で藤井七段になりました。
藤井総太七段 2002/7/19
独自E/実績 品行方正 e-j
彼の昇格には、必ず「最年少」というタイトルがつきますが、それまでの最年少記録を保持していたのは、多くは加藤ひふみ九段です。
藤井七段が更新した最年少記録の主なものに、
公式戦勝利(それまでのタイトル保持者・加藤九段)
一般棋戦優勝(加藤九段)
全棋士参加棋戦優勝(羽生竜王)
六段昇進 (加藤九段)
などがあります。
加藤九段の個性は敏感B/夢想と聞いておりましたが、Wikiで確認しましたところ、実益になりました。
加藤ひふみ九段 1940/1/1
実益J/完璧 独立独歩 g-f
羽生竜王 1970/9/27
実績G/悠然 外柔内剛 a-f
母子手帳が全国に完全普及したのは昭和37年(1962年)です。
これ以前は限られた自治体でしか発行されていませんでしたので、昭和36年以前に出生の方の戸籍は、本当にお生まれになった日でない可能性があります。
加藤九段は福岡県嘉麻市のご出身ですので、正確な誕生日かどうか不明です。
(ちなみに経験上、1月1日生まれは最も怪しいです笑)
個性は戸籍関係なく、実際に生まれた日で調べます。
外国籍、または国外でお生まれになった方は現地時間です。(時差計算は不要)
「神武以来(じんむこのかた)の天才」と呼ばれた加藤九段が敏感であったなら、彼もまた参謀型で天才の個性となります。
また、実益は、神童と呼ばれるような超早熟型の方が多いのも事実です。
さて、ひふみんはどちらの個性でしょうか。
お読みの皆様はどうお感じになりますか。
また、途中ちらっと書いた羽生竜王は実績なのでとても上品な優しいイメージがありますね。
しかしながら、実績Gは信念の人です。
誰の意見にも耳を貸さず、我が道を行く人です。
その上で外柔内剛、能力はあきらめない・やり通すaと、計算や数字に強いfをお持ちです。
天才型ではありませんが、史上初、かつ唯一無二の、永世八冠称号を持つにふさわしい個性ですね。
お二人の今後のご活躍をお祈りしたいと思います。